松田昌也(理事)
マンション管理士、アクロシティ管理組合2019年度(第30期)理事長
前職は、算数・数学の塾教師で、学生時代から、進学教室の創設、経営に参画しました。寺子屋の様な塾から初めて総生徒数3000人規模となるまで、22年間余、東京都江東区亀戸、大島、砂町、江戸川区西葛西、千葉県新浦安地区等で、生徒達の夢の実現に、真剣勝負で向き合いました。
45歳で会社人生を退き、プロ家庭教師として独立した後、比較的自由な時間ができたことから、資格取得やフルマラソンに挑戦したり、世界中の古代遺跡(シルクロード、ペルー、イラン、インド等々、20か国)を巡ったりしました。
東京都荒川区の666戸のマンション・アクロシティに住んでいる中で、輪番で引き受けて以来、20年近く理事や委員を続け、その延長で勉強してマンション管理士資格を取得しました。日本マンション学会にも所属し、マンション住民の高齢化の問題や、マンションの電力、防災対策等に取り組んでいます。
アクロシティ(1990年竣工)においては、多くの紆余曲折はありましたが、多数の住民協力者・有志と力を合わせ、質を下げない前提での大幅な管理費支出の合理化を実現しました。住民融和のためのコミュニティ活動にも力を入れ、2012年での自治会設立まで、各種の行事の企画、実行に努めました。
アクロシティでの理事長は、通算5期目になります。民主的なプロセスを重視することと、民意を円満にまとめていくことの難しさを痛感し、頭を抱える毎日なのですが、「マンション管理適正化指針」の基本的事項に書かれているような「管理組合の自立的な運営」を目標としています。
民主主義が混迷し“分断”を生じていると言われている今日においての文化や価値観の多様性の問題同様、マンションというコミュニティにおいても、ものごとに対する居住者の考え方、受け止め方は様々です。“多様な価値観”を認めあい尊重することが、コミュニティが良い方向に育っていく上での重要なキーワードではないか、と考えています。
マンションコミュニティ研究会はその理念や考え方において共感できるところが非常に多く、セミナー等に参加して勉強させていただいていたところ、2017年より、理事の一員に加えさせていただくことになりました。
微力ですが、少しでも、皆様のお役に立ちたく、どうぞ、よろしく、お願い申し上げます。